私の故郷・島根県雲南市木次町あたりの名物料理は、焼鯖。
丸ごとの鯖に大きな竹串を刺しそのまんま焼く、丸焼きです。

焼鯖、こんな風に売られています
冷蔵庫がなかったその昔、日本海で獲れた鯖を鮮度が良いまま流通させるのは木次まで。
この地に来ると鯖は丸焼きにされ、それより奥の奥出雲までまた運ばれたそうです。
味は薄い塩味なので、各自お皿に取り分け、この地方の再仕込み醤油をかけていただきます。
小骨がいっぱい現れるので、子供に食べさせる時は要注意ですが、
これまた次女が気に入って何度も『お魚、お替り！』

焼鯖
元々は日本海で獲れた鯖ですが、今はノルウェー産が主流。
油が乗ったノルウェー産の方がこの丸焼きには合っていて美味しくて人気とか。
でも私は身のしっかりしたさっぱり鯖派。
甘い出雲の再仕込み醤油には、さっぱり鯖の方が合う気がします。
油の乗った鯖には関東のしょっぱい醤油かな？