料理のある風景
日本和食卓文化協会
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2012年8月17日(金)

フードスタイリスト日記・世界の料理を習いまくって20年のお話

私はフリーランスのフードスタイリストになってから長女を出産するまでの約13年間のあいだ、
仕事の合間に世界各国の料理教室に通っていました。
私が選ぶ先生は、
① その国に生まれ育った人
② 基本が家庭料理であること
③ 母国の味や食文化を大切にしていること
を基準に選んでいます。
地球儀を見ながらざっと計算しても、30カ国以上習っています。
その国の人に限定してるのは、料理以外の感覚的なものも学びたいから。
その国独特の昔からの感性、食文化・・・それは外国人にはなかなか理解できないことです。
例えば、中近東全般で食べるひよこ豆のペースト。
どの国も必ず平皿にペーストを平らに盛り、少し盛り跡をつけるのです。
少し深めの皿に盛り付けたとしてもやはり平ら。
『なぜ?』と私はいつも聞きますが、明確な答えは返ってきません。
お母さんもおばあちゃんもそうやって盛り付けていたから。
疑問に思ったことなんかない。おそらくそう。
それを見て学び、私は撮影のときにひよこ豆ペーストの皿に平皿を選ぶ。
『料理のプロフィール(横顔)』
私はそう呼んでいますが、
レシピだけではわからない、こんな横顔が見たくて世界の料理を習っているのかも。
子供が小さい今は、以前のようには習えないけど、
まだまだ習いたい世界の料理はたっくさんある。
この先どんな横顔に出会えるか・・・楽しみです。

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