今年のおせち料理で久しぶりに錦玉子を作り、
今は亡きおじいちゃんを思い出しました。

私の生まれた家は、以前は魚屋兼仕出し料理寿司屋をやっていて、
子供の頃の昭和４０～５０年代は、家族全員で仕事をしているのを
毎日見て育ちました。
当時はお祝いごとと言えば家で行うもので、
結納・結婚式・長寿祝など、仕出しで料理を運ぶため、
お祝い料理に欠かせない錦玉子は、おじいちゃんが良く作っていた料理のひとつ。
そして作っているのを、私はよくそばで見ていたものです。
ゆで卵を白身と黄身に分け、それをポテトマッシャーで裏ごす。
我が家は仕事で大量に作るため、裏ごし器では追いつかない。
当時はフードプロセッサーはまだ一般的ではなく、
このポテトマッシャーを活用していました。
そのあとそれぞれに味付けをし、流し缶に白身・黄身の順で入れ蒸します。
この作る工程が面白かったのと、
何よりも出来上がった錦玉子の切れ端を食べれるのを楽しみに
私はずっとその様子を見ていました(-^〇^-)
この思い出の記憶の目線の高さからすると、
この時期はおそらく小学２年生から５年生くらい。
ちょうど今、私が食育やキッズクッキングで教えている子供たちと同じ年頃。
料理ができていく工程の面白さ、楽しさ、そして食べた美味しさを、
これからも次の世代に伝えて行こう！
錦玉子を作って、改めて思った今年のお正月です♪